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伝説の“参加型”カルトムービーで盛り上がれ!京まちなか☆映画祭『ロッキー・ホラー・ショー』上映

2015年10月17日(土) レポート

2002年から始まった「新京極映画祭」が、2013年から開催場所を京都のまちなか全域に広げ、音楽をテーマにした「京まちなか☆映画祭」として再スタート。
そんな同映画祭が選ぶ1本『ロッキー・ホラー・ショー』が、10月17日(土)、よしもと衹園花月にて上映されました。
1975年に制作されたこの作品は、興行的に失敗したものの、グラムロックのゴージャス&セクシャルな世界観にホラーやSF映画へのオマージュを織り交ぜた内容が後に熱狂的ファンを生み、「キング・オブ・カルト」と称されるまでに。
観客が一緒になって歌い踊る“参加型”映画としても知られ、この日も開映前にコスプレをしたスタッフがクラッカーを配りながら練り歩くなど、ニューヨークさながらの雰囲気となりました。

舞台挨拶のゲストは、新京極商店街振興組合理事長であり「京まちなか☆映画祭」実行委員会総指揮を務める井上恭宏さんと、片山ブレイカーズ&ザ☆ロケンローパーティのボーカル・片山尚志さん。
ふたりとも映画に合わせた扮装で登場しましたが、井上さんの本気ぶりを前に、片山さんは「僕、負けてますね…」ととタジタジです。

井上さんは、「京都を歩いて映画を楽しもう、という試みで映画祭をスタートさせて今年で3年目。昨年から音楽映画祭になったが、今年はさらに音楽色を強めています」と同映画祭を紹介。
たとえば主題歌が印象的な『バグダッド・カフェ』など、広い意味で音楽映画を取り上げています。
一方の片山さんは、ロックバンドのボーカリストらしく、「映画は75年だが、舞台が始まったのは73年ぐらいなので、グラムロック時代のデヴィッド・ボウイの影響を受けていると思う」と、その背景についてコメントしました。

さて、ここで気になるのは、今夜はどこまで“参加”が許されるのか。
期待と不安が入り交じる客席に向かって、清水はなんと「やっちゃいましょう!」と無礼講宣言!? もちろん節度は保ち、ルールは守りながらではありましたが、『ロッキー・ホラー・ショー』の魅力を大画面で存分に味わい尽くせる、またとない一夜となりました。