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審査委員長はサバンナ・八木! 京都国際映画祭2015×京都水族館「空想すいぞくかんグランプリ」開催

2015年8月14日(金) レポート

きたる10月15日(木)〜18日(日)に行われる「京都国際映画祭2015」と京都水族館のコラボレーション企画として、「空想すいぞくかんグランプリ」が開催されることになり、8月13日(木)、記者発表会が開かれました。
同映画祭が映画と同様に深く関わるアート分野のイベントで、「想像力あふれる子どもたちの才能の開拓」をテーマに空想をフル稼働させた海の生き物のイラストを大募集。
作品は10月1日(木)〜31日(土)、京都水族館内に展示されることが決まっています。
会見には、よしもと芸人を代表して審査委員長を務めるサバンナ・八木、作品を出品する銀シャリ・鰻、8.6秒バズーカーも出席し、意気込みを語りました。

司会を担当するのは、アートに造詣の深いおかけんた。

登壇者も呼び込まれ、まずは京都水族館の下村実館長が「水族館で魚を見て、スケッチではなく空想してオリジナルの魚を描いてもらい、館内に展示するイベント。アートの楽しみを見つけて」と挨拶を。

審査委員長の八木は、タキシード姿で気合十分。さっそく「ブラジルの人、聞こえますか〜!」のギャグに「僕が審査委員長を務めますよ〜!」と付け足してアピールします。
京都出身で、奥さんが同水族館の年間フリーパスを持っていることから、「縁あって審査委員長をさせていただくことになった」とも。今回のイベントは、空想が大好きで、自作の怪獣や武器の本(『ぼくの怪獣大百科』『世界の武器』)を出したこともある八木にぴったり。「深海は未知の世界。ひょっとしたら海底を歩いている魚もいるかもしれません」と"先輩"らしくヒントを示しつつ、「審査は上手さではなく発想で決めたい」と話しました。

また、鰻と8.6秒バズーカーは、今回のイベントに大人ながら特別エントリー。鰻は「名字が鰻だし、ここにはニホンウナギも展示されている。スーツも海の青です!」と、八木に負けじと"縁"を強調。1コマ漫画集『どう使うねん』も出版しており、「コンテストで大賞を狙いにいってます」と力が入ります。

片や田中シングルとはまやねんは、揃って「絵心がない」と主張。とはいえ「僕らの衣装ぐらい派手な発想力で勝負した」(田中)、「描き出したら発想力がわいてきた」(はまやねん)と、それぞれ全力で取り組んだ様子です。

そんな3人が考えた魚は、想像をはるかに超える(?)個性的なものばかり。田中は自分たちのネタにかけた「ラッスンゴレライギョ」。特徴は蒼白な顔面で、「僕たちの先行き不安な感じを出している」そうです。

はまやねんの作品は、見せるなり「色うすっ!」とけんたからツッコまれるほど淡いタッチでしたが、「深海魚をイメージ」「背中に人魚を乗せている」などキャラクター設定は万全! 

鰻が描いたのは、サメから派生した「シャークレ」。その名の通りアゴがしゃくれたサメで、「欠点はアゴのせいで泳ぐのが遅いこと。だから人を襲うことはできません」。

ところが作品を見た八木は、「発想はいいんですが、たぶんこれらは海にいないでしょう」と、リアルさに欠けることを指摘。自ら描いた「しゃもじ魚」を披露します。しゃもじの形に似た魚で、うろこが米つぶのように見えるのが特徴。「これは(実際に)いる! 形がしゃもじに似ているだけですから!」「食べられます。煮付けにするとご飯に合う。乾燥させたらしゃもじとしても使えるんです」と熱弁を振るいました。

作品を見た下村館長は、芸人魂、アート魂が込められた作品の数々を絶賛しながらも、「実際には、どれもいないですね」とバッサリ!? その後、けんたの発案で場内のお客さんに拍手を求めたところ、この場では、鰻の作品が1位に輝きました。

最後は八木から、参加する子どもたちへ改めてメッセージ。「作品は館内に張り出される。京都には世界から観光客の方が来られるので、皆さんの作品を世界の人に見せつけてほしい」と呼びかけるとともに、「空想の魚が、10年後、実際に発見されたら、これはすごいことですよ!」と夢をふくらませていました。

終了後は、登壇者による囲み取材が行われ、会見中、八木が「(会社に)申請していないのに夏休みをもらった」と発言したことから"謎の夏休み事件"についての質問が。曰く「僕は何も言ってないのに、一昨日から合計1週間のお休みをもらいました」とのこと。先輩の小籔千豊と旅行に行くそうで、「小籔さんが20人の若手芸人を誘われて、21人目で僕がひっかかりました」。「もし、誘われていなかったら?」の問いには「市民プール5daysでした」と笑わせました。

また、美術の成績をきかれた際には、はまやねんが「1か2」、田中が「3か4」、鰻が「4ぐらい」と回答。八木は一度だけ5の評価をもらったことがあり、「川の上に青空が広がっている絵だったのに、(展示するとき)上下逆に貼り出されていました」という爆笑エピソードも。

作品の手応えとしては、「だいぶかっとんだ発想を見せられた」と自信をのぞかせた田中。鰻は「しゃくれている人に見てもらいたい。たぶん親近感があるのでは」とコメントし、八木は「絵は人の心を映すもの。描いている時、ご飯を食べたかったんです」と制作秘話を。そして、はまやねんは「これからはもっと濃く描きます」と反省しきりでした。

「空想すいぞくかんグランプリ」では、小学6年生までを対象に作品を募集中。締め切りは9月30日(水)となっています。優秀作品には豪華賞品も用意されているので、詳しくは京都水族館のHPをご覧のうえ、ふるってご参加くださいね!

●企画概要
京都国際映画祭2015×京都水族館コラボレーション企画
「空想すいぞくかんグランプリ」
募集内容 : 子どもたちが自由に空想する魚や、海、川のいきものたちのイラストを募集します
募集期間 : 8月1日(土)〜9月30日(水)
主  催 : 京都水族館

■応募要項
参加資格 : 小学校6年生まで
応募用紙 : B4横サイズ(縦257mm×横364mm)まで
       ※規定以上の大きさでのご応募は審査・展示ができない場合があります。
応募方法 : 京都水族館へ郵送もしくは、京都水族館館内に設置される応募ボックスに投函くださ
       い。
作品送付先: 〒600-8835
       京都府京都市観喜寺町35番地の1(梅小路公園内)
       京都水族館「空想すいぞくかんグランプリ」事務局宛
問合せ先 : 京都水族館 営業企画チーム 小山宛 ☎075-354-3117

■作品の展示について
展示期間 : 2015年10月1日(木)〜31日(土)[予定]
       ※応募いただいた作品を掲示予定ですが、応募数や展示場所の都合により全ての作品
        を掲示できない場合があります。ご了承ください。優秀作品の発表等については、
        決定次第京都水族館のホームページにてお知らせいたします。
 
■その他
・お申し込みいただいた作品は複写して展示いたします。
・展示の際には、作品にお名前を明記させていただきます。
・作品をお送りいただく際には用紙を適当な大きさに折り込んでいただいても構いません。
・作品をお送りいただく際の送料はご負担をお願いいたします。
・ご応募いただいた作品は、返却できません。予めご了承ください。
・いただいた個人情報は、本企画「空想すいぞくかん」の開催に関してのみ使用いたします。
 
京都水族館HP
http://www.kyoto-aquarium.com/